息子は小学1年生から、抗ADHD薬であるコンサータを飲み始めました。
その時の息子の年齢は、7歳になったばかり。
まだ語彙力も少なく、自分の体調や気持ちを、言葉で表すことも難しい年齢でした。
そんな中で、私はコンサータ服用開始を決心しました。
今回はその時の心境と決心した理由について、お話ししたいと思います。
コンサータ開始を決心した理由(結論)
結論から言うと、以下が理由です。
- 息子が苦しんでいるのを、うっすら感じていたから
- 学校嫌いになってからでは遅いかもと、危機感があったから
- YouTubeの動画で、新たな発見があったから
- もし薬が合わなければ、やめればいいと思ったから
それぞれの理由について、詳しくお話しします。
気になる部分だけ読みたい方は、目次でとんでくださいね。
息子が苦しんでいるのを、うっすら感じていた
最初に、コンサータ服用開始について調べ始めたきっかけは、
学校に行く時の息子の様子を見て、
「結構無理しているな〜」 「かなり頑張ってるな〜」
と感じていたからです。
もちろん、授業中はウロウロしていたし、発表会では列に並ぶことも出来ず、
端っこに座って1人で何かしていたりと、側から見たら、自由人の変わった子でした。
でも、本人はウロウロしたくてしてる訳じゃないと思うし、
本当は皆と一緒に、発表会でも歌いたかったのでは?と感じていました。
(実際に、歌自体は歌えないにしても、メロディーはしっかりと覚えていました)
また、毎朝教室まで付き添い登校していましたが、
毎朝いつも、学校の靴箱あたりでフリーズして、動けなくなっていました。
このような行動から、何も話さない息子の苦しみを、うっすらと感じていました。
学校嫌いになってからでは遅いかもと、危機感があった
コンサータの開始について考え始めてから、
病院の先生、学校の先生、学校の支援員さん、放課後デイサービスの先生、それぞれに相談しました。
病院の先生は、「始めたい時はいつでも処方出来ますよ(意訳)」
学校の先生は、「飲み始める時はご連絡くださいね(意訳)」
学校の支援員さん、「薬を飲まなくても、成長出来ていますよ(意訳)」
放課後デイサービスの先生「薬を飲み始めて、今の本人の頑張りを、乱したりはしないですか?(意訳)」
だいたい、こんな感じでした。
内容的には、反対派がやや優勢?ですね。
ただ、先生方の言った、本人の『頑張り』と『成長』。
この『頑張り』と『成長』を、薬で補助出来ないかな?とも感じました。
私は、『息子を頑張らせるため』に薬を飲ませるのではなく、むしろ
『息子が必死で頑張っているのを、薬で助けてあげられるのでは?』と思ったのです。
実際コンサータを飲まずにいても、きっと息子は日々成長していたと思います。
でも、何かのきっかけで、息子の心が折れてからでは遅いかも?と不安がありました。
もしかすると、他人から見たら、過保護に見えるかもしれません。
ただその時の私は、今自分が感じている直感を信じることにしました。
YouTubeの動画で、新たな発見があった
コンサータ開始に向けて、ネットで色々調べました。
コンサータを実際に飲んでる人の意見を聞きたかったからです。
特に、実際にお子さんにコンサータを飲ませているご家族のチャンネルを探しました。
しかし、結局見ませんでした。
正確に言うと、見る勇気がありませんでした。
理由は、『二重人格』や『首輪を付けられた感覚』などのサムネがあったからです。
その動画についていたコメントから察するに、そんなに怖い内容ではないみたいですが、
サムネが怖すぎて無理でした。
(再生数を稼ぐためには、衝撃的なサムネにする必要があるのは理解しているんですが)
なので、サムネが怖くない方(成人の方)の動画をいくつか見ました。
その中の一人の方が言っていた、
「学生の頃から飲んでいたら、自分の人生どうだったんだろう」
という言葉が、すごく私の心に響きました。
それまで色々ウジウジ考えていましたが、この一言が私の心を決心させたと思います。
もし薬が合わなければ、やめればいいと思った
この薬は、副作用に「依存性」と書かれています。
なので、1度飲み始めたら、もう2度とやめれなくなるように感じる方もいるかもしれません。
しかし実際は、効果は12時間程度で切れるし、
決められた用法容量を守れば、依存性を心配する必要はありません。
なので、もし飲み始めて
「食欲が落ちて、ご飯が食べられなくなった」
「不眠が出て、夜眠れなくなった」
「癇癪がひどくなって、手に負えなくなった」
「休日の離脱症状がひどくて、辛そうにしている」
こういった、何か『不快なこと』があれば、薬をやめればいい!!
もし合わなかったとしても、今後、本人が薬を飲みたいと言った時に
『以前コンサータを飲んで、このようなことがありました』
と、先生に相談できる1つの指標になるから、絶対に無駄にはならない!!
もし、薬を飲むことで息子が少しでも楽になるなら、それが一番!!
こんな感じで、薬を飲ませることを決心してからは、大きな不安はなくなりました。
そして、今自分が出来る行動をしようと、息子の様子をしっかり見ることに専念しました。
実際に、私自身の薬に対する不安がなかったおかげか、
息子も不安なく薬を開始することが出来たんだと思います。
最後に
今回は、コンサータを息子に飲ませることを決めた理由と、その時の心境についてお話ししました。
自分自身が飲む薬ではないからこそ、親として不安なことも多いと思います。
また、巷には色々な情報が溢れ、不安を煽るような見出しや、真偽も分からない内容と様々です。
しかし、『コンサータを飲むことで、学校生活を楽しめるようになった1人の小学生がいる』
この事実が、誰かの不安を和らげることが出来ればいいなと思って、ブログを書きました。
私自身もまだまだ、子育て勉強中の身ですが、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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